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表紙の清々しさと明るさが、逆にきついんですが・・・!
読後・・・・真っ白になったよ、自分が・・・。
なにこれ?
なにこれ?
なにこれーー!
と、南溟に愚問を一番問い続けているのは自分なんですけど!
読んでるみんなが26ページ・左下の杉本の顔だったはず!
愕然!
前回の航跡411の感想で確かに私は、
大和とみらいが海溝深くに身を並べて横たえる姿は、恐ろしいほど美しいといいましたが、言いましたが!そんなの原作で見なくてもいいじゃん、妄想でいいじゃん!と今更のようにわめいてみる。
どっちも一発、二発の直撃弾受けて(弾の種類は違うけど)、どっちもあっけなく、どっちも「折れて轟沈」で、こんなシンクロぶりったらない・・・。
あああ~~!
我々の可愛い可愛い『DDH182 みらい』が!
(うん、みらいは本当に可愛い可愛い船なんだよ・・・・・愛機を失った気分・・・・号泣!)
今になれば、菊池と桃井が見上げて顔を翳らせた満月は、尾栗を皮切りに隊員たちが次々斃れて、終にはみらいそのものが沈んでしまうという一連のものすべてを指していたんだってわかる。(・・・って・・・これで終わりだよ・・・ね?・・・ここまでだよね・・・?・・・怖っ)
ここにきて、マリアナ海戦で角松や草加が落としていった数々の台詞の意味が今頃になってわかったりする。
はっとしたりする。そういう意味も含まれてたんだ、とか思う。
描くものの規模がでっかすぎて(つまるところ展開時間が長いあまり)、台詞が放たれた時点では意味が汲み取れなかったけど、こうして振り返ってみると枠組みの中にしっかり組み込まれていたんだとわかる。いや、枠組みを作る発言だったんだと発見する。
でも、まだもちろん、わからないまんまの部分もあるわけで。
自分がわすれちゃってるエピソードもいっぱいあるわけで。
柏原の「今は現代に戻りたくない」発言とか。
あれ何かの伏線としてまだ生きてるのかな?
逆にあれもフラグだったとか??
・・・本当にこれからどうなっちゃうんだろう・・・。
あっけなさすぎて、
あまりに一気になくなりすぎて、
そう理解できない部分がありますよね。
草加もみらいとみんなとも、先の未来で再会できるんじゃないかと期待しちゃうじゃないですか。どーしても。もっかいタイムスリップしてくれるんじゃないかって。時空からは離れても、この世からは離れてないんじゃないかって。サザンのCDも待ってるわけですし。
ものすごいアホな考えですが、
大昔ようちゅけがやった独演会で、
「未来の日本が保有する最初の軍艦となるのだ」って難解な発言してましたが、未来って言ってるけど、(沈没した先で)まさかさらに大昔にタイムスリップしちゃうんじゃないかとか妄想してしまった・・・・(←オマエいよいよ大丈夫か?!笑)
でも、てんていがそんなに甘くないのはわかってる。
尾栗は望めなかったもん。
現実は現実なんだよ。
カポック着けてるとはいえ、物理的に時間的に脱出ってかなり難しいだろうな・・・。
(でも、沈艦のときみたいにどーにかして怪力で脱出しててほしい。だってそのへんは漫画だから!!空も飛べるはずなんだよ!)
戦闘機が激戦を交わした後、海上になんとか不時着して、「助かった」と思った瞬間、突進してきた艦に撥ねられて・・・とか、これまでの展開でも、生き延びる力とか、命運とか、儚さとか、あっけなさの描写って多々あったわけで、ジパで表現したいもののひとつなんだろうね。
現時点で、角松たちに残ってる装備なんて、小銃何丁かと親元を失った通信機器。
何もないも等しいなんだけど、グールドの撮った写真とか、もしまだあるならば片桐さんから預かったカメラとか、米/艦隊が傍受してきた交信記録とか、その辺の部分になってくるのかもしれないですね。
武器は武器じゃなくて情報が武器になる、みたいな。
あとはまっつのポケットからなにか凄いものが飛び出してくるか?!
ああん・・・・・桐野とか麻生さんたちの顔が、何度も何度も目の前に浮かんでくるんですが・・・。
信じられない・・・。
・・・・・・読めば元気になるはずのモニなのに相当凹んだ・・・・元気出したくて、車で『ヒマワリっ』読んで爆笑してたら、観光バスのおじさんたちが皆で自分を見てたって言う・・・・・さらにディープに凹んだ・・・・・・・やめてくれー・・・・涙。