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もともとすぐ泣く人間ですが、
案の定オープニングから感動して泣きました・・・・・・!
新しい世界でした。
デ/ィズ/ニーも水の世界はどえらい表現力でやってきましたが、
それらの色をまったく感じさせぬ、
ジ/ブリ独自の豊かな表現でビックリしました!
でも、随所に自分の日常がちりばめられてるんですよ~。
絵本の中の不思議な世界なのに、
とても身近に感じるお話でした。
必見です。
できれば映画館で見てください!
(音楽も良いです!)
とくに親!!!!
親御さんに「お勧め」なり!
ポ/ニョのわがままな態度、
むくれる目つき、
幸せそうに蜂蜜を飲むシーン・・・・。
見てる間中自分の子供が頭に浮かびました。
飛んでいって、ぎゅう~~~~~~っって抱きしめてあげたくなります。
頬ずりして、スキスキスキ~~~ってしたくなります。
(てか今夜激しく嫌がられながらやりそうです・・・)
宮/崎監督はこの映画を、子ども賛歌だとおっしゃっていましたが、納得です。
「いつまでもあどけなく、幼くあればいいものを・・・」
・・・・。
なんか色々言い当てられてる気がしました・・・これまた随所に・・・・。
自分もリサみたいな母親になりたいっす・・・・。
映像美はもう・・・・言うまでもありません。
上映中、感嘆の声が何度もれそうだったことか・・・・・。
ナ/ウ鹿では蟲を美しく描いていましたが、
ポ/ニョは海の全生物を美しく画面に舞わせています。
深海、岩下、磯・・・あらゆる海が現れ、混ざり、すべてを飲み込むあたり、
自分達は本当に海から生まれたんだと実感しました。
津波に飲み込まれた町を見ても恐怖がまったく湧かないのです。
美しいのです。
美しい命のエネルギーを含む海に飲み込まれた町は、
むしろ新たに生まれ変わったかのようです。
水没した町で、小船がまるで凧のように浮かび上がってる描写に感動でした。
(なんでこんな光景思いつくのーーーーー!)
あれ、尾道か佐世保かをモデルにしてるのかな・・・。
いいなあ、本当に『母港』って感じで・・・・。
ひとつ足りなかったのは、
最後に丘に残り、宗介を抱きしめたのが、なぜ「トキおばあちゃん」だったのかという部分です。
トキおばあちゃんのモデルは、
宮/崎監督の実母、と言われています。
しかし、確か性格は全然違うはず・・・・。
あの部分は本当は、もう少し説明・・・というか、
観客が理解するための間が必要だったのではと思います。
ただ、その部分を描いてしまうと、
宗介とポニョの想い合い、という一番重要なポイントがぼやけてしまうからでしょう。
もしかしたら説明はあったのかもしれないけれど、
あえて、
二人の子供の印象を色濃く残すために削いだんだろうか・・・。
自分なりに解釈したのは、以下の通り。
トキは強がって勝気でないと生きてこれなかった人生で、
人をなかなか信じられない、素直になれない。
だから長いもの巻かれず陸に残った。
トキは悪口ばっか言ってるけど、宗介を思う気持ちはみんなと同じ。
そんな彼女が宗介とあのラストシーンで出くわす。
トキはその瞬間、自分が歩けない体であったことも忘れて宗介に駆け寄る。
必死に「逃げて来い」と叫ぶ。
トキのしてるあの場面は
実はストーリー的にはなくてもいいはずです。
(だってトキの行為って誤解だもんね・・・笑)
けど、必要な場面。
あれ、宮崎監督が最後にぶち当たった難所だったそうです。
子供と年寄り。
二つが駆け寄って抱きしめ合うショット。
かたくななお年寄りって、みんなから倦厭されちゃうけど、
私もそういや、そういうお年寄りが好きだった・・・(苦笑
なぜなら、
パッションがあるからですよ!
年をとっても、自分と自分の想いっていうのを大事にしてる。
子どものパッション、
お年寄りのパッション、
行きていく中で、年に関係なく、
みんな持っていたいパッション、
それがドカンと爆発してひとつになったのがあのラストシーンだと思います。
だからあの抱きしめ合うシーンで泣けたんだな、と思います。
(保育園と介護施設が隣同士にあるっていうの、いいなあ・・・・。)
ああ・・・・長々とまた語っちゃいました。
すみません。
ジパのブログなのに・・・・。
さて、
見終わって・・・・・・・・。
(エンディングがまた可愛かったよv)
もう夏休み終わったから子供はいないだろうと思っていたが、
映画館でたら次の回を待つ親子連れがさらなる行列を作ってた・・・・!
お・・・おそるべしポニョ!!!!