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今日、新しい洗濯機が我が家に来るんです。
ところで、前回のテレビもそうだったけど、最近の電気屋さんの家電アドバイザーはすっかり草食系になってしまったのだろうか?
声はかけてくれるんだけど、『説得』してくれないんである。
以前は、「俺的にはこれ!こいつの良さをわかってよ!」って熱く語ってくれるアドバイザーがいて、それはもう語るだけで電気屋さんに来たかいがあったというか、「納得した!これは買いだ!買うべきだ!」という『売り買いの充実感』に浸ってるんるん気分でgoサインを出していたのに。
日本の家電はどれも「基本、良品」なわけで、ちいさな文句を言い出したらキリがないわけで、結局どんぐりの背比べなわけで、それを承知で客も売り手も顔を合わせるわけで、その中でどんな機種がその客の「運命の人」なのかを見抜くのが家電アドバイザーであり、迷う客を多少強引であっても納得させちゃうのが家電アドバイザーであり、家電アドバイザーとは客とマシンの間に立つ『仲人さん』みたいな存在なんである。
「あの人は背は低いけど私の目に狂いはない、あんな良い人は滅多といないよ、明るい未来があるよ、お付き合いからでも考えてみなさんね」
……みたいな、お節介な仲人さんであって欲しいのだ。
そしたら私は……
そうか、私は幸せになれるんだ……。
最初見たときはパッとしなかったのに、今では不思議と魅力的に映るの。
そうね、そうね、この機種にしましょう。
めぐり合えてよかったわ。
明日から一緒に暮らしましょうね♪
ってなれるのだ!
こんな感じでお客が満足して買ったなら、それが一番良い商品なんじゃなかろーか?
商売の基本、買い物の醍醐味なんじゃなかろ-か?
そんな感じで我々にひと時の夢を見せてくれるのか家電アドバイザーじゃないのか!?
私はアドバイザーとノリノリで洗濯機を語るため、『理想の洗濯機』と題して、自分の望むスペックを列挙し、これまでのドラム式洗濯機の問題点を10近くも挙げて店に馳せ参じ、ここは東芝サン的にはどう改善されたのか、日立サン的にはどう対抗しているのか、サンヨーさんの家電は松下さんでどう引き継がれるのかを語りたかった!
静音性のデジベル表記だって、具体的にしっかり把握できるほどオージオメーターを使いこなしてきたんだよ!
それなのに!!
「どれも同じです」
みたいな言葉、家電アドバイザーから聞きたくなかった!(いや、実際そんな言葉言われなかったけど、目が死んでた!目の奥が「どれも一緒」って言って澱んでた!)
さみしい…さみしすぎるぞ!
そーゆーわけで。
決断できぬままでいると、そのうち子供が「帰りた~い」ってぐずりだして、「もうコレでいいです」って半ばやけっぱちになって選んだ新しい洗濯機。楽しく暮らしていけるのか、まだまだ不可知の領域です……。
長年連れ添ってきた洗濯機、昨日はベイビーが散々汚れ物を出したので、合計6回は回しました。最後の最後までこき使ってごめんね。トラブル続きだったけど、本当に良く働いてくれました。お別れするとなると寂しいよ。