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↓まっつんにちょっかい出して「コノヤロ!」って言われて悦んじゃうグルちゃん
(アタマ悪そーなタイトルだなwww)


出産の翌々日、病院で出会ったママさんと気があって、お互いベイビーを押し車に乗せたまま廊下でベラベラ長話をした。
会話の中心は己の出産武勇伝である。

「一人で部屋にいると傷やおっぱいの痛みでチ~ンて沈むよね~」

共感し合える人間に餓えていたのと産後のハイテンションが加わって、お互い、初対面とは思えぬほどケタケタ笑ってかなりの盛り上りをみせたのだが、一体何を話したのか……ほとんど記憶がない……。


出産から二週間あまりたった今。
「一体私、今どんな格好してんのさ?!」って様相で身をよじらせて七転八倒した陣痛のアノ苦しさも忘れてしまっており、後陣痛をはじめとする産後のあれやこれやの苦痛も忘却の彼方である。不思議なものだ。

人間、度を越した苦痛は記憶されないシステムになっているらしく、交通外傷などでICUに入った人は、意識があったとしてもICUでの記憶がすっぽり抜けるそうな。
私も、『「あ!」と思ったら次の記憶は病院のベッドの上だった』という、絵に描いたような患者さんを何人か知っている。
分娩台の上で「無理!」「もういい!産むのあきらめる!」「人間に戻れなくなる!」と激しく後悔していた自分だが、あのときの『巨大な後悔』は一体どこに消えたのか。あの時の痛みも思いも、今や脳みその片隅で化石のように干からびてしまってリアルさを欠いているのだ。

かわりにベイビーを見ると可愛さにとろけてしまい、「もう一人産んでもいいv」と思ったりしている。己はバカなんじゃないかとすら思うwww(いやもう産まないけど)


人生恐れるものは何もないんじゃないかとさえ思う、今日この頃である。


ちなみに今回は、分娩台で助産師さんから何度も「姿勢が悪い!」と怒鳴られた。だって無理なんやもん、深呼吸するのも目を開けるのもまっすぐ座るのもwww


ぽちぽち拍手、ありがとうございましたvvv
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