「うちの子、二ページのドリルをするのに一日かかった・・・・」
と、同僚が暗い顔をしていた。
合間に何をやってる様子なのかを聞けば、
「指をいじったり・・・なんか・・・こう・・・ぼおっとしてる」
・・・らしい。
自分に似ず絵が好きで、描かせたらなかなか上手い。
口を開けば、
「ママ出て行って~」
私は答えた。
それはマイワールドに入ってるんだよ。
自分の世界にはいって一日中妄想に耽ってるんだよ。
・・・・すると彼女はキョトンとした顔で、
「なんでわかるんだ?」と。
なんでって、自分がそうだったからだよ。
と弁解すると、彼女は「それは一体どうやったらそれは治るんだ?」とすがってきた。
治らんよ。
それは一生治らん。
多分彼はあなたのように、学業の上達で達成感ち充実感を味わい、己の可能性を試す喜びは見出せないと思うが心配ありません。あなたが知らない、妄想という夢の世界で無限大の幸福を勝ち得ていくと思いますよ。
きっぱり言った直後の彼女の愕然とした顔といったら・・・・・。
おもわずお気の毒です、と言ってしまった・・・・。
またある時。
別の同僚が言った。
彼女は学生時代、ソフトにバレーにと球技で大活躍したスポーツ選手だった。
ある日のこと。
「息子にゴムボールを投げてキャッチボールしようとしたら、息子は手にしたボールをいつまでも眺めるばかりで、一向に投げ返してくる気配がなかった・・・・。投げたボールが帰ってこないことがあるなんて知らなかった。とってもショックだった」
私は答えた。
それはマイワールドに入ってるんだよ。
自分の世界にはいって、ボールの妄想に耽ってるんだよ。
・・・・すると彼女はキョトンとした顔で、
「なんでわかるんだ?」と。
なんでって、自分がそうだったからだよ。
と弁解すると、彼女は「それは一体どうやったらそれは治るんだ?」とすがってきた。
治らんよ。
それは一生治らん。
多分彼はあなたのように、球技で勝敗の感動を味わい、己の身体能力の可能性を試す喜びは見出せないと思うが心配ありません。あなたが知らない、妄想という夢の世界で無限大の幸福を勝ち得ていくと思いますよ。
きっぱり言った直後の彼女の呆然とした顔といったら・・・・・。
おもわずお気の毒です、と言ってしまった・・・・。
子供は父、母の素質をそのまま受け継ぐとは限らない。
一方で、我が子がクラスで浮いていて、妄想入りしそうな傾向があるときは、多分きっとみっともないほどにうろたえるに違いない・・・・・。
まあでも・・・。
みんなちがってみんないい。
こんな私に潤いの拍手を下さった方、ありがとうございました。
ここんとこ忙しかったのですが、やっとこさ休日がきましたv
拍手の喜びをバネに更新に励みたいです。
PR