↑かいじ熱に出しちまった絵(下のほうは恥ずかしいことを書いてしまってのでチョン切ったw)
あっという間に一週間以上経過してしまいました。ちょっと冷静になってきました。なかなか忙しくてこの秘密基地に帰ってこれず、つらかったです。
尾道と神戸の旅行は、緊張と興奮でろくすっぽ飲み食いをしていない二日間でした。だけど、母乳は出るのな。もう寝るときしか飲ませてないので枯渇してきているだろうと思っていたのに、二日目はぱんぱんに張って実はピンチでした。(一回乳腺炎起こしてるから怖かったyo)
お友達とハグしてまわってましたが、胸が痛くてぎゅっとできず…。
張る痛み=次女の寂しい痛み、と思うと申し訳なかったです。。。。
それはさておき。
てんてーの話ですが。
尾道で奥様とお話したときのこと。
てんてーが還暦のお祝いを受けたことを書いた年、うちの父も還暦だったのですよ、とお話したら奥様から「あら、あなたはおいくつ?」って聞かれたので、自分の年を言うとてんてーの息子さんと同じ年でした。
へんな偶然もあるものです。
昭和23年。
この年の生まれ、まさに団塊世代なんですが、しぶとさと仕事好きにかけては天下一品。
日本経済が上昇していく様を見ながら育ったせいか、愚痴こそこぼすことあれど思い悩む様子は全くなく、成功を信じて疑わず、「信念」という言葉が大好き、ロマンチック、前向きでがむしゃらで仕事熱心、「ないものは作ればいい」が口癖……そういう世代。
会ってお話してみて確信したんだけど、てんてーの仕事する姿は父に通じるものがあったのよ。
てんてーの仕事ぶりが神様みたいに見える一方で、人間の地みたいなもの、ライフスタイルや仕事に対する姿勢は初めて見るものには思えなかった。
うちのだらしないオヤジと並べるなど、大変おこがましい話なんですけど、ねw
たぶん自分は、てんてーの作品を通して父親世代の思想を覗き見することができるという部分でも、てんてーの作品にはまってしまうんだろうと思うし、逆にてんてーは、作品を通してうちら子供世代の思想を研究してるんじゃないかって思ったりするんです。
ジパの主要キャラに、漢字こそ違うけどてんてーの息子さんと同じ名前のキャラがいるのね。
それを奥様から聞いたとき、てんてーはこのキャラの目線を通して、うちらの世代なら物事をどんな風に捉えるかを模索してたんだ、シュミレーションしてたんだ、って思いました。
だって読者の多くはうちらの世代だもんね。
作中、我ら団塊世代の子供たちに対して、「こういう風に生きてほしいな」っていうメッセージが強烈にあるよね。
実際自分はてんてーの作品を読んで、ほんっとうに数多くの発見があったし、大きな影響を与えられたって思う。素直に自分の中に入っていくのが不思議でならなかったんだけど…。
てんてーの発する言葉にしっかりとした説得力があるのは、老若男女不特定多数に向けられて発せられた言葉というよりも、自分の次世代、つまり息子さんに投げかけられた言葉であり、このベビーブーム世代がなぎ倒されるという未必の故意が潜められてたんじゃないかって、つくづく思うんです。
じゃあ、団塊世代はどのキャラが背負ってたかって言うと、自分は彼だと思います。
間違いなく、彼はてんてーそのものです。
(だから自分は不思議と素直になって、親世代の声を聞けたんだと思うよ)
お互いの思想を見る、作品に投影しあう、言葉を発信するという部分で、漫画という媒体を使ってるのはやられたね。てんてーは漫画描くために生まれてきた天才だもんな。
敵うわけないんだよねw
いやもー、やられたよー。。。。負けたよ。
うちらは黄昏た時世に育ったからすぐなんやかんやとすぐ憂うし、どこかあきらめてるところがあるし、全力疾走したがらないし、向上心あってもゆるいし、地味な未来像で満足してるし、輝ける団塊世代にとっては歯がゆい存在なんだろーなーって思う。
てんてーが命を削って作品作ってることのすべてが、そんなうちらにぶつけたい気持ちの表れなんだろーなーって、なんかね、思うよ。
てんてー達みたいに、
懸命に生きることを恥じない、自分のやってることを疑わない、自分の担っている仕事を誇りを持って堂々と言える、そういう生き方を目指したいなって思います。
実家の団塊世代は、今日も仕事に出かけてます。
退職しても、仕事がないのが一番の苦痛みたいです。
……やっぱね、あきれるわwwww
拍手を沢山ありがとうございます!
神戸、楽しかったですよねv初訪問してくださった方も、常連さんも、本当にありがとうです!
お返事はまた改めてv
ほんともう…航海日誌もたくさん書いてくださってうれしいですv
皆さんも楽しい尾道旅行をvぐっどらっくv
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