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「こんなに綺麗なのに、住めないのか。」
昔、ジブリの短編映画でチャ毛＆明日かのＰＶが作られて話題を呼びました。
羽が生えた少女を自由の空に放つ、っていうストーリーだったのですが、映画の中の大気は放射性物質に汚染されているんですよね。
あの映画を観たとき、汚染されたゴーストタウンの緑が深く、空が青く、「こんなに綺麗なのに住めないのか」とショックを受けた自分がいました。
原発は、正直、核弾頭となんも変わらない存在に感じてます。
「ニュークリア」という、同じ物体だと思ってます。
それは理屈じゃなくて、私の感覚的なものです。
だけど私は現代人だからか、想像力が足らないからか、知識が足りないからか、楽をしたいからか（苦笑）、自分を反原発派に回しこむだけの理由や信念を見つけられずにいます。
10年ほど前、「ｋ－19」という映画を観てニュークリアに強い関心を持ちました。「チェレンコフの光」というものにこれまで感じたことにない恐怖を感じ、調べずにはいられなくなってしまったのです。
一時は取り付かれたようにハマり、わかりもしない電力会社の資料を読みまくり、原発の仕組みをいろんな人に聞き、東海村の事故や人形峠や下請け作業員のドキュメントなど色々な本を読み漁りました。
が、どこにも答えがなく、どの本もどの人も違うことを述べていることに呆然としてしまいました。
アメリカ、フランス、ドイツ、アフリカ諸国の原発のドキュメンタリーを見まくりましたが、そこには何層もの隠蔽や「その場しのぎ」がありました。
世界の軍が抱える原発、核弾頭、その処理をめぐり恐ろしい話ばかりが出てくるのでした。
あの頃と今と、何も変わっていない気がします。
ただ、あの頃と違うのは、汚染された町が本当に生まれてしまった、ということです。
そして、昔アニメーションで見た風景が、現実にテレビの中に写っていることです。
綺麗な森、綺麗な空、そこに続く道が封鎖されていました。
現実はアニメーションで見たときよりずっと重く恐ろしく、目を逸らすことができなくなりました。
(しかし、この絵！！！下手くそ過ぎて自分にがっかりだｗ何が悪いのか判らないからどうしようもない。こういう場合はつつくほどダメになるな｡･ﾟ･(ﾉε｀)･ﾟ･｡)
