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同人要素が多々含まれますので、苦手な方はご遠慮ください。
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続き>一部追記しました。

↓ 九州の某テレビ局でやってた、平のレミさんのお料理。
 『やっパリ黒豚』
(パリ=パリで食べたレンズ豆の意味が含まれるらしい)
炒めた野菜とレンズ豆、よく煮た豚(ブロックを厚切りにしたもの)をスパイスであわせ、じっくり煮込みます。味付けは塩コショウのみ。

091022_1916~01.jpg




・・・・が!







・・・肝心のレンズ豆だけが揃わなかった・・・・。
放送直後から売り切れだよっ!
豚肉がくされてしまうので(笑)、もうズッキーニで代用したんですよ。
一気にフランス仕様からイタリア仕様に変わり果てちまったよwww
つうか、なんか・・・ふつうの食べ物になっちまったよ!

レンズ豆なんてもの食べたことなくない?
見たことも聞いた事もなかったよわたしゃ。
某店の人もここまで売れると思わなかったのか入荷未定。
みんな放送に掻き立てられたんだねw
そのうち絶対リベンジしようと思ってます。

味は・・・普通に、無害に、美味しかったです・・・。



ところで、どこの黒豚かってですか?
ブルジョワな我が家ですから、舶来ものの白い豚ですわよ。
豪州から取り寄せましたの~~~vvvvvv



モニ、読みましたか?
読んでない方は続き>の箱は開けないでくださいね。

最大級のネタバレがありますので。

****

あのですね、今回の感想は、本当に未読の方はご遠慮くださいね。

私の手垢が、私の変な感想による先入観が、未読の方の心に付いてしまってはいけませんので(汗!
是非、ご自分の『曇りなき眼』で読み、感じて、考えてください。

そして、先に謝っときます。

今回の航跡も、賛否両論でしょうが、与えられたものは決まっていて、それしかなくて、そこから解読していくしかないのが現実ですので、私は相変わらず『』の姿勢で感想を書かせていただきます。


さらに、ものすごい夢見てます。あっちに行ってます。語って酔いしれてます・・・すみません!!



すでに航跡420を読まれた方は下にどうぞ。







****


14年間が、
たった一つの航跡にまとめられて語られてしまいました。
これは賛否両論あるでしょうな。

そこには大人の事情もあるのかもしれませんが。
そうじゃなくて、あえて先生は書かなかった、それより優先したい表現、描写があるのだ、と考えたいです。



如月の語る菊池と桃井の活躍は、自分たちのいた日本に近い日本を、戦後の新生日本に植え込んでいくことでした。
これまでの感想では取り上げてきましたが、それぞれの事柄の細かくを今後取り上げる必要はないとおもって省きます。



たとえばですよ。
子供が危ないことしてたら、母親ってやっぱり「やめなさい!」「こうしなさい!」って言ってしまうでしょ?指が落ちようが、頭を割ろうが、そうなるまで黙って見てられる母親なんていないでしょ?菊池は、新生日本にそれと同じことをして、『危険』から日本を守り、その礎を築いたわけですね。
きっと子供である新生日本は、その恐ろしい危険を回避した幸せもわからず、なんども反抗したんだろうな・・・と、菊池の苦労を思います。

ひととおり話を聴き、如月が菊池と桃井のその後を語ろうとしたとき、角松は思わず車椅子の向きを変え、話題を逸らします。
マリアナも含めて、あまりにたじろがぬ描写にドライすぎるのではないかと思ったものですが、ここに来て差し込まれた微細な動揺と恐怖の描写に、思わずこっちが動揺しました。


如月は角松に訊ねられるままに、軍の制圧は滝と瓜生、そして石原が行ったことを語ります。ここも、軍事的な細かい事柄を取り上げて、ここで検証する必要はないと考えて省きます。
滝が睡眠を機関車の中でとりながら奔走している姿が、すごく滝らしくて可愛らしすぎて参りました。あの30ページ中段のコマ、すごい破壊力っすよ。


そうやって如月の話を聞く角松は、如月に正面を向けず、横を向いたまま。
目の前にある、その事柄から目を逸らしたいからです。


如月はそれでも、事実を告げました。
角松にとって、一番大事な事だったから。



5年前。
ふたりは東シナ海の波間に消えた・・・・。
角松に決定的な孤独が訪れた瞬間でした。


菊池と桃井も『皆と同じ軌跡』を辿りました。


ならば、
方程式に沿うならば、この後十数年後、菊池と桃井も新たに生まれてくるのでしょうか・・・・。
奇妙な感覚です。嬉しいとも悲しいとも違う・・・・。


そして如月は席を立ちます。
また会うこともあるでしょう、なのか、もうないでしょう、なのか・・・・。
ふたりともそれは口にしなかった。世界の、時代の強大な流れへの畏れ、それにより自由のきかない身の上。そう簡単に再会することはできない。
それでもふたりとも、もうこれ以上の『別れ』を受け止められない恐れがあったからかもしれません。




今回の航跡。
泣かずにおれなかった。
そして、諸々の『細かいこと』の説明を求めたり、
追求する必要性はないと思ったのは、
38、39ページに語られる菊池の想いを読んでのことでした。
この2ページで、39ページの最後の2コマで、私は泣いて泣いて泣きました。

ジパが愛おしくて泣きました。

孤独だけだと思った洋介が、孤独でなくなった瞬間でした。
それだけじゃなくて、自分のアタマの中に、これまで活躍してきたすべてのキャラたちが現れてきました。みらいクルーが、一斉に笑いかけてきた気がしました。



数日前、そして昨日、他のジパ友さんお話を聞く機会があったのですが、かいじ先生がラストに用意している絵と、ジパ40数巻を使って語りたかったものの姿について、共通意見が聞かれました。その明確な答えが、この2ページにもある気がしました。
そして、その究極のメッセージを、想像するラストで語るならば、最後にまたあのイージス艦と、みらいクルーが描かれるかもしれない。


そして、
その描写と草加のために、角松はもう一度日本の土を踏むだろうと思います。

間違ってるかもしれないですが・・・・。
うん。
間違ってるかもしれない。
そんときは、そんとき(笑)


でも、もう戦後の描写がもっともっと欲しいと、私は思わなくなりました。
38、39ページの、それを凌ぐ力に吹き飛ばれさてしまいました。

きっと、戦後にモノスゴイ日本が誕生することを、革命的なその姿を見ることだけを目的にしているならば、ある意味読者は嗤われるんじゃないかな・・・と苦笑しました。だって、それじゃあ一体どういう国なら納得できるんだろう?と思うんです。


今も昔もなく、生き方は変わらず。
家族が、友人が、揃って明日を迎える。
それ以上でも、それ以下でもない。

どんな国も時代も問題は山積していて、すべてを解決できる方法はない。
でも、戦争のない世界ならばこそ、と思うんです。


願い事はひとつだけ。
その言葉の意味と深さに、泣いて、泣いて、泣けばいいと思います。


ただ、草加の託したこと。
それがなんだったか、その話だけは要りますよね。
みらいクルー達とは違う、敗戦した日本を体験していない日本人だからこそ願えることがあるはずです。そして角松は14年間、その託されたことに動かされてきたと思うんです。
どんなカタチでそれが明かされるのか、それがラストの楽しみです。



もうひとつ。
南だ洋子さんが亡くなりました。
昨日はその訃報に泣きました。
悲しみではありません。
美しい奇跡に泣いてしまったのでした。

この数日前、金/スマに出ていましたよね。
VTRだったけど、放送の3日前に撮られた、生きている洋子さんの最後の動画、放送でした。
そこに映る洋子さんは、とうの長門さんがビックルするほどしっかりしていました。視線、その目の力、長門さんへの冗談とツッコミ・・・・そこには認知症の欠片もないほどでした。一行の台詞も覚えられないところまで進行し、本人を深く深く傷つけた認知症。でも、そのVTRでは洋子さん、すごく明るい笑顔を振りまいていて、「まだまだ台詞を覚えられますよ!」と意気込んでました。あれは重度の認知症の顔ではありませんでした。
思わず「女優、またやるか?」と長門さんが顔をほころばせていたのが印象的でした。


あれは、
洋子さん、わかっていたんですね。
あのとき、洋子さんは、旦那さんにも、そしてカメラの向こう側の私達にも、伝えようとしていたんですね。そしてそれに神様が、ちょっとだけ手を貸してくれたんですね。



私は、いつまでも私のままですよ。
幸せですよ・・・と。



会うのが最後というとき、時々こういう奇跡が起こることを知っています。
最後にどうしても残していきたいメッセージが、残されるものに伝わる奇跡。

如月と吉村、そして菊池と桃井が交わした光景は、そういうものだったのかもしれません。

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