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「新型インフ/ルエンザが何故怖いのか?」

と旦那が尋ねてきたので、その理由をすんごく簡単に書いてみた。
ウィルスと宿主を「迷惑な愛情行為」に例えて書いてます。
よかったら開いてみてくださいv

(インフ/ルネタばっかですいません)


*******


カップルには色々ある。
一気に燃え上がる恋もあるし、夫婦ともども白髪まで一緒にいたいという穏やかケースもある。
燃え上がる恋は繁殖力(オイ!)は凄いと思うが、激しいがゆえに共倒れになる可能性もある。
最低限の繁殖を保つためには、長年つれそう相手が必要。


パン出ミックというのは、燃え上がる恋と一緒なんである。
(しかも燃え上がってるのはウィルスだけで、宿主からすると迷惑で物騒なストーカーである)


インフ/ ルエンザウィルスに型(A、B、Cがあり、この中にも細かく分類がある)があるのはご存知だと思うが、この型と宿主との相性がどうかで、流行や毒性有無が生じてくる。


鳥さんとだったら、豚さんとなら長年連れそっていけるもの
猿さんの方が長くやっていけるもの・・・。

自然界の宿主とウィルスの関係はたいていこういった穏やか夫婦的なもので、宿主に大した迷惑もかけず、移動やちょっとした繁殖の厄介になった後でサイナラ♪してしまいます。(鼻水や痰に乗ったまま船出してしまいます・・・新たな世界へお元気で~♪)


このなかで、『人間とできれば仲良くなりたい』と無理やり言い寄ってくるのがあります。
この、人間に感染して問題になるヤツはAとBいずれかの型の何種類かです。(もちらん迷惑な恋である。)

このなかで厄介なのは、
今までは豚さん一筋だったのに人間に一目ぼれし、必死に豚との離婚協定を結んで人間に乗り込んでくる恐ろしいヤツである。

普通、ただ好きになっても感染はできない。感染するには感染手段(受容体)を己の遺伝子情報に組み込めないといけない。(ストーカーが相手の家を突きとめて、家の鍵=受容体を入手するのに似てる。ちなみに鍵穴は人間の感染しやすいこの細胞、と大体決まっている)
日本でちょくちょく話題になったトリ・インフルエンザウィルスが人間に感染できないのは、この『鍵』を持ってないからである。


今回の新型インフルエンザは、
メキ四コの豚さんのインフルエンザウィルスが、何らかのきっかけで、
人間に感染できる『鍵』を、見事入手しちゃったわけである。
豚さんと離婚してきちゃったわけ・・・でもないが(笑)、そういう感じで人間に浮気しちゃって、家に上がりこんできちゃったわけである。

「豚さんは居心地がいいんだけど、刺激がないのよね・・・v」みたいな勝手なヤツである。


これまでも、そういった豚、または豚と鳥のインフルエンザウィルスが、度々人間への鍵を手にしてきたわけであるが(A型の香港型とか・・・)、ある程度の流行で収まる程度でありました。

と こ ろ が、

あ る と き・・・・


鍵を手に入れた上、人間のことが大好物で大好物でたまんなくなっちゃうウィルスというのが、突然変異で生まれちゃうことがあります。
100年前に流行ったスペ/イン風邪(パン出ミックを起した)がそれです。


スペ/イン風邪に関する文献を読んでみると、それがいかに恐ろしかったか、人間との相性が凄かったかがわかります。
なんせあまりの酷さに「戦なんぞしとる場合でない!」ってなって、第一次世界大戦が終結にむかったといわれるほどですから。


生物が呼吸器を荒らすウィスルに感染をすると、たいていは首のところで感染が止まる仕組みに出来ています。喉が荒れて咳が出たり鼻水がでたり・・・。

ところが、それがあんまり『好物』だと、その下の気管、腸管、しまいには全身にまで行ってしまうのです。ぜんぶ食べたいvとなっちゃうのです。

スペ/イン風邪ウィルスは、肺の中にある特定の細胞が特に大好物で、食べつくしてしまうまで増殖しちゃうのです。結果、宿主の人間は死んでしまいます。
(注:実際は食べるんじゃないです・・ウィルスですから)

 

感染すると免疫システムが働いて、ウィルスのいるところに沢山の兵隊がやってきます。そうするとフツウのウィルスは戦意喪失しちゃうそうで、さっさと退散してくれます。
ところがスペ/イン風邪はなんのその!
強烈なラブパワーで暴走を続けます。
『ウチまだここにいたもん!人間大好きやもん!』って、兵隊のいないところを探して戦場を移してまでして、宿主の体を蝕んでいってしまうのです。


新型インフ/ルエンザが怖いのは、
このタイプの、
強烈な、最悪なストーキング行為をやっちゃう『人間大好き』ウィルスかもしれない(し、そうでないかもしれない)からです。

新種の生物ですからどんなヤツかわからないんです。


冬の前に我々が接種するワクチンも、80%の抑止力を誇った年もあれば、40%くらいしか効かなかった年もあります。前記したA型、B型のウィルスの中にも色んな種類があって、その年にどいつがやってくるかの予測が難しいからです。
同じ日本の役者でもツマブキ君とパパイヤ鈴とにギャップがあるのと同じです。
ツマブキ君とパパイヤ鈴の客層と集客数には、厳しい話ながら相違があるかと思います。
(ちなみに自分は両方好きです)

感染症センターの偉い人たちは、次にステージに上がってきて世の中を沸かせるのはどんなヤツなのかを必死で考えているわけです。
相当の努力がいると思います。(てか、努力してると思いたいです)

A型(香/港型、ソ/連型等)がチョクチョク変異があってパン出ミックを引き起こす新種を作りやすいといわれてます。スペ/イン風邪もA型にはいります。
B型は変異が少ないといわれますが、同じA型、B型の枠の中でも、増殖、世代交代を繰り返す中で遺伝子情報が微細に変わっていったりするんでしょうね。
ちなみにC型はほとんど変わりません。だから一度かかれば一生免疫になります。


そういう意味では、
現在把握してて、ワクチンもあるインフルエンザだって、実際のところどんなヤツかわからんのと一緒と思います。
(だのでまだまだ研究が続けられてるようですが・・・。)


わからんからには、
新型だからとか、弱毒性だからだとか言わずに、とりあえずやっぱり感染予防が一番大事になってくるのだと思います。
やっぱり皆さん、場所によってはマスク、それからうがい手洗いをしましょう!
特に手洗い!
手洗いは有効ですよ!
(ウィルスだけなら消毒液の塗りこみが有効ですが、他のあらゆる病原菌の排除を考えるなら、やっぱり一番効くのは手洗いです。帰宅したら流水で30秒、これでバッチリです。自分、学生のとき実験したから間違いありません)


最後に、同じ種族間でもウィルス増殖が酷くなりやすい生体というのもあります。
免疫力の落ちている妊婦(カラダに胎児という異物がいるので、異物排除機能である免疫システム自体が休日営業になっている)、傷病者、もともと免疫力が弱い子供、高齢者など。

重症化、死亡する大多数はこういった人たちなので、気をつけないといけません。

 

専門家が読んだら間違いだらけかもしれませんが、ちょっとでも面白い、わかりやすいと思っていただけたら嬉しいです。

長文を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

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