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ここまで総キャラが舞台袖に下がってしまっては(下がるどころか楽屋で打ち上げ始めてるくらいだ。だれだ乾杯の音頭取ってるヤツは!?)客席が心配・・・。客もごっそり出て行く事態になるんじゃないかと思うよ・・・・。
さらに、
角松は草加がそうしたように、自分を一度殺してしまった。
主人公すら名札をひとたび置いちゃったわけで・・・。
もはやこれまでのジパが事実上一旦幕を下ろした感じになった。
てんてい大胆すぎっ・・・・。
正直、今回の航跡は本当に、今までとはまた全然違う、とてつもなく深い深い悲しみと苦しみでした。
角松はただひとり、その世界の呪縛からまだまだ解かれない。
なんでこんな残酷な事に・・・・!
まっつんの覚悟、そしてその抜け殻のような身体から搾り出される言葉から受けたショックは、上手く言い表せません。ほんっとに・・・どーやったら立ち直れるんですか?
悲しいし、絶望的だし、ひどい無力感に苛まれる・・・でもそれだけじゃないし、そんな言葉に収まりきれない。
だって私がいままで愛してきた松は、
どこに行ってしまうのっ?!?!
号泣!
じ・・・・自分も抜け殻になりそうです。
(あのね、松は松であることに変わりないことはわかってるンすよ。でもそーではなくて、松が自分のこれまでの人生、私がジパで見てきた彼の姿を(妄想も含めて)、一切合財を捨てるっていうのが、生きながらにして死んでしまうというのが怖くてたまらないの!!オカシクなりそうで上手く言えない・・・っ!!)
78ページの松の眼の奥で、ゆっくりと松が死んでいくのを見たとき、いや、松が自分自身の手で自分を絞め殺していくのを見たとき、どうしようもない恐怖と焦燥感と喪失感でいっぱいになった。
この展開は始めから決まってたものなのかもしれないけど、だとしたらこれまでの荒々しい航海はなんだったの?って問いたくなる。
まっつんが『角松洋介はしぬ』と二度繰り返したとき、もうこれまでの松の人生の軌跡を思い出すことはなくなるの?これまでの航跡を誇りに、支えにしていくこともなくなるの?だとしたら草加やみらいクルー、これまで会って来た人達、大事な家族はまっつんのどこに宿るの?と、暗い池の底に沈んでいくような悲しみに襲われた。
そんなそんなっ!!
(そうではないことは判ってても、痛みと悲しさと寂しさが拭っても拭っても体中から溢れ出てきた)
だとしても、いや、だからこそなのか、
78ページの角松はあまりに美しいだと思った。
角松を視覚的に美しいと思ったことはなかったんだけど、本当に角松は美しいな、崇高だな、とはじめて思った。
無力な肢体、透明な魂、透明な目。
自分の生きる術は、草加の意思を守り、みらいクルーと成して来た事をつなげること。
でもそのためには、これまでの自分を、これまでの拠り所をすべて捨てなくてはならない。
捨てるもののために生きるという矛盾。
生きるためにすべてをすてるという矛盾。
ああー、もうなんかなー。
境遇が辛すぎるな。
一体どんな星の下に生まれたんだよ!
命や名誉ばかりか、どこまで捨てまくるんだよこの男は!!!
あたいも捨てられたいよ!wwww
本当なら未練もあるだろうに。
でも仲間達は『家族』にも『己の命』にも『人生』にも含め、この世のすべてに別れをしたのだ。墓標すら残らない、無の状態。角松もそういうものと同じ状態になるべきだったんだと思う。
じゃあ、なんになるのか?
全然わからん。
だが、亡命することには変わりない。
(名前まで本当に変えちゃうとは思わないんだけど、まっつんて何言い出すかわからないひとだからねー(笑))
角松はまず原/爆を絡めた『取引』をカーネルに持ち出した。
草加の作った原/爆の情報を差し出す代わりに、角松はある要求をカーネルにしたわけだ。
カーネルはそれに応じた。なんせ『人類史上初のカク開発成功』を目撃&記録するというカードである。応じないわけがない。
角松の要求、それは多分、白家に行って王様に会うことだ。
(『みらい』、そして『未来人』であることを伏せるようにまで要求したかは謎だ。)
本当の目的は白家に行って王様に会うだけに留まらないだろうな。(←そりゃそうだ)
もうじき王様が変わるかもしれないし・・・いや、まっつんが王様になるとかじゃないと思うけどw、でもその線もありなんじゃないかとか思い始めた。
幽閉とか監金とか、そーゆー檻の中でもじっとするもんかwww
たとえ物理的に檻の中に入れられた状況となっても彼はフリーダムだ。なんせ彼の行くところトラブルがあるわけで、絶対閉じ込めておくことはできなくなるだろう(←ごめんなジ。今チョット凹んでるから強がってみたっ!笑)
白家にかなり大きな力を与えられるポジションに陣取ることが出来れば、講和についてもいろいろ手出しができる。『ジャンケンの遅出し』のようなやり方じゃなく、まっつんなりの正直で真面目な方法で体当たりしてもらいたいものだ。(また裏目、裏目になりそうな気もするが、それで振り回されるのが良い・・・www)
内地のまーくんやタッキーの動きと絡み合えば、これは面白いことになるかもしれない。
前も書いたんですが、まっつんのラスボスってファシズム国家と化してるニッポンな訳ですよ。これをどーにかしないといけない。それにはやっぱ日本国内からだけではどうしようもないわけで、海からの力も必要。
まっつんが英語が堪能つう設定があった時点で、よもやこの男、米に嫁入りする気じゃ・・・?と少しは思ってはいたのでした・・・・。(が、マジかよ!?)
もーね、二幕目の16巻でがらっと変わったように、この三幕目でまっつんはもっと変わるぞ。もう怒った顔はおろか、笑顔とかマジで見れなくなるんじゃないか?
さて、今回の描写でてんていにはホント頭下がった。(苦笑)
何って、90、91ページ。
必要なのは人類史上初のカク爆発、という事実のみ。
被害なき兵力の描写のみ。
生体被害においてはフォ一ルアウトによる被爆描写すら不要。
『核のホロコ一スト』の証明なんぞなくてもいい。(うん、もちろんそんなものこの世界にだってなければいいと思うよ)
この被害なき兵力の描写。
正直言って、一体なんの脅威になるのかよ?なんである。
正直言って戦争のなにが変わるのか『?』なんである。
このカードが何の役に立つのかがぴんとこないんである。
私もカクは実使用あってこそ最終兵器になりえたんだと思ってた。
でもねー・・・。
そう思い込んでる自分が間違ってるのかもしれないなーって、なんだか急に心変わりしたんですよ。
ちゃんとてんていはメッセージ伝えてくれてるよなーって、90、91ぺージを眺めてたら思えてくるんですよ。
私は、「こんな絵描きたくないなあって」いうてんていの思いを受け取ったんですよ。
カクの実使用がなければホロコ一ストにならないとか、最終兵器になれないとか。それによってその後の大国同士の垣根越しのケンカの抑止力になったとか、全部思い込みだった気がするねん。
実使用なんて、必要悪であるわけないやん。
いらんのよそんなもん。
それなのに、私はめちゃくちゃな兵力の描写をどっかで期待してたんだなー・・・ってなんだか恥ずかしく思った。
漫画だから描写がなくて良いんだとか、どーにでも描写できるとか、そういう次元を超えて思ったよ。
てんてい、いいなー。
こういう日本人が団塊世代なんだなー、って思った。
涙がでるよ。
てんていラブv(←キモイ!!!!)
カク一切がない世界が見てみたい。
まっつんにしか、カク誕生の分岐点をどうにかすることはできないと思うんだな。
もうカーネルが宣言しちゃってる以上、事実上カクのない世界ではなくなったわけだけど・・・・。
でもそうなる展開をまだ願ってたいよ、信じてるよ、私は。
あーーーー。
考えすぎて頭から煙が・・・オーバーヒートしたらしいです。
これ以上はやめよう。。。。。
頭悪いんで、よくわからん・・・・・www
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