忍者ブログ
同人要素が多々含まれますので、苦手な方はご遠慮ください。
[74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

↑角田光代の「森に眠る魚」を読んだ。
怖くてたまらないのにページを繰る手が止まらず、ほとんど一晩で読んでしまった。
(以下、はっきりしたネタバレはないですが長文です)


価値観も生活環境もバラバラな5人の母親が、『お受験』をきっかけにつながりを持つようになり・・・というゴシップ的な話なんだが、やっぱなー、角田光代は『女』のリアルを描かせたら天下一品だな。
なんでこうも多彩な、奥行きのある登場人物を描けるんだろう。
性格や髪型、服装だけでなく、各々が生まれながらに持つ性格までリアルに描写する筆力に感嘆した。

たとえば彼女たちが食卓に出すメニューには彼女たち自身が反映される。喫茶店で子供に何を注文するかに至るまで、丁寧に彼女たちの心情が反映される。

その一方で、その、一見バラバラな性格に見える女たちを一皮むけば、そこには中学生・・・いや、それよりもっと幼かった頃、保育園や幼稚園のころから存在する、女性ならではの複雑な心理が、無個性に存在している。


読む側はとても不思議な感覚を覚える。
それは強烈なデジャブでもある。
女の集団なら常にある羨望や嫉妬を、「お前にもあるだろう」と生々しく暴かれたように感じるのだ。

作品はたまたま『お受験』がらみのストーリーだが、もともとのテーマは普遍的なものだ。5人の関わりは女性ならどこかで、どのようなカタチかで、一度は経験した事のあるエピソードなのだ。


中盤から先は、どこにでもあるような女同士の関係が、一気に沸騰して越えてはならない一線をこえてしまい、どんどん怖いことになっていくのだが、読む手が止まらない。深夜に読んで激しく後悔した。
だけどどんなに彼女たちの言動が狂っていっても、その女たちの真の心の悲鳴を否定できないんだなー。
この心の叫びは、決して特別なものではない。
この国のそこかしこに、日常的ににあふれていると思う。
たとえば先日自分が愚痴ったとおりの内容が作中に出てくるわけで(毎日することがたくさんで、帰宅してから寝床にたどり着くまでが遠い等・・・苦笑)、誰からも評価されることのない『主婦業』の中から生まれる叫びであったりする。不覚にも作中のいくつものその叫びに何度も涙してしまった。

角田はその「叫び」の正体を、表題で示している。

作中で何度もリフレインされる言葉がある。
「私、どうしてここにいるんだろう?」
5人の描写の随所に、自分の心の隅で迷って途方にくれている『魚』を発見する。
森に魚は住めない。
魚は水辺に帰りたいのだ。


子供の助けを求める声には我を忘れて一目散に駆け寄るのに、母親は自分の心の悲鳴が聞こえない。
翻弄されて森で迷い、水辺に戻りたがっている自分の心を。

ほんとうはいじらしく美しく、家族想いで心豊かで、良いところ満載のとても素敵な5人なのだ。
とんでもない場所に集ってしまったゆえにおきた悲劇なのだ。
海に戻れば、川に帰れば、池や湖に住処を移せば、みんなもとのように活き活きと健康的になれるのだ。


そう示唆されてようで、されていないようで・・・・(笑)
登場人物たちがラストに『前進』するような明るい作品ではなく、1ミリも上昇できない螺旋階段を延々と踏みしめているような感覚に陥るのだが、だからこそ地に足の着いた、強いメッセージを感じる作品でした。
PR



(↑サムネイルはつぶれますな。)


今日はちょっとだけ小休止できた。
明日からまたバタバタなりそうだけど、数時間でも自分時間が取れてほっとしました。


ハイブリッドカーってありますやん、いきなりですけど、いまさらですけど・・・(笑)

「低速時にエンジン音がしないから、接近がわかりにくくて危ない」
って視覚障害者の人たちが危惧してましたが、私、今日まさに轢かれそうになりましたのよ!
びっくりしたわ、知らんうちに真後ろにいて!
この、いつどんな動きをするかわからない女の真後ろに・・・・。

弟がハイブリッドカーに乗ってるんですが、あの、エンジンキーを使わずにボタンを「ぽちっとな♪」で車が音もなく起動する、『エンジン始動音がしない車』には何度乗っても慣れません。

「電源付けたら起動する、パソコンと一緒やん」

って、弟よ、それは良くわかる。
でもさ、パソコンと違って車っていうのは走るんだぜ?
強靭な力で熱を持って走るんだぜ?
なんていうかさ、
目覚めるときの『息吹』とか『拍動』とかを全身で感じたいじゃないか!
(↑こういう感じで語るので、「姉ちゃんウザイ」と言われる)

あのコックピットみたいな運転席はかっこええけど、自分が運転するのは怖いッス。
けど燃費の差が・・・・それは参るなあ・・・・(苦笑)


そんな自分ンちは、まだ地デジ化が手付かずでございます。(もぉこのまま、我が家からテレビがなくなってしまうかもしれんwww単にめんどーくせえwww)


拍手ありがとうございます。
お返事を続きに。




上司が電話を取っていたので「何の電話ですか?」とたずねたら、スッゴイ笑顔で振り向かれて「○○さん病欠って。あなた丁度良かった、体調大丈夫?明日出てくれる?」と言われました・・・・・もー、何回目よ、代打・・・・・がっくし。


梅雨明けからずっと、処置室のベッドが満床続きです(涙)。
猛暑の影響なんでしょうけど、体調崩した人であふれかえってて、野戦病院みたいに荒れてます。
ぜんぜん椅子に座れなくってバタバタしどおしなので、自分がどんだけ無駄に動き回っているのか反省するためにも、いちど万歩計を付けてみようかと考えてます。


そんな感じで帰路につけば、暑さにトドメをさされてもうへとへとで、寝床に着くまでの道のりが長くって仕方がない。
いっこいっこは大した内容じゃないんすけけどねぇ。
しかし軽いメニューも重なるとしんどいよ。
夕ご飯作ったり、お風呂に子供入れたり、麦茶沸かしたり、水筒や弁当洗ったり、洗濯物たたんでアイロンかけたり、洗濯機の予約準備したり、朝ごはんの準備したり、絵本読んで寝かしつけたり・・・・・・・「なんで毎日毎日、こんなにやることあるんだよ!」とブツブツつぶやいてたら、昔自分の母も同じことをブツブツ言ってたって事を思い出しました。


あ~あ・・・・未来永劫(苦笑)


そんなんで、22時にはバタンキューなので、
絵もお話もかけましぇん・・・寂しい。
早く落書きがしたいです・・・絵を描かないとシンデシマイマス。。。。


でもこのままいけばネット依存から抜け出せそうなので、それはいいかもしんないwww


・・・ある方からv
(まっつんのてっぺんについていたのでねだったwww)
すいません、勝手に掲載して。
模写なので許してください。嬉しかったんです。
(背景は関係ありません。手頃なのがこれだっただけです)


↓こんなのを描いてるんですが、なんか行き詰った・・・・。
どうしたらいいんだろう?(←知らんわ)

k96.jpg











やらねばならぬことを沢山放置して、現実逃避ばっかりしています。趣味も仕事も中途半端です。結局のところ、スタミナが足りません。もう自分には、新刊とかを作るエネルギーがないのではないかと危惧しています。
今の自分、絵を一枚描いたらバタンキューなんですもん。。昔は一晩中絵茶ができたのに。。。。涙
(ニンプやけん、しょんなかたい。)


続きに拍手のお返事してます
前のページ      次のページ
☆拍手☆5/19更新
カウンター 
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
なぐも
性別:
女性
自己紹介:
天然で物忘れが得意な子持ち主腐。
メール
goraiasu2el☆yahoo.co.jp
送信の際は、☆→@へ変更お願いいたします。 メール頂きありがとうございます!
バーコード
Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    icon by MiniaureType

忍者ブログ [PR]