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原子力とか飛行機とか、理科系のああいう話は関心が強いというか、「知りたい、知りたい!うわあvすごい!」で生きてるんですが、どうしても苦手なものも、得意なものと同じ分量あります。
それは裁縫……針が怖すぎて駄目すぎて。
ベイビーの入園準備がいろいろあるんですが、スタイ(涎掛け)を作るのにのた打ち回っています。
もういや。もうイヤ~(。´Д⊂)
布オムツにネームを入れるんだけど、マジックだったらすぐ洗濯落ちしちゃうので、刺繍を考えてて……もういや……びたんばたん!ヘンになっちゃいそう!!
あと経済学も駄目。
数字アレルギーだから。
年号とかも苦手なほどの数字アレルギー。
だけど患者さんの血算とかは脳みそのどこかに入るんだよ、あれ不思議なんだよ。「ワイセ(白血球)とハーベいくつだった?」って聞かれたら、ポン!って出てくる。アレは不思議だ。どこで記憶してるのかナゾ。
でも他の数字は駄目。
1ドル76円て、なんか聞いたこともないくらい円高なのはわかるけど、なんでそういう変動が起こるのかがわからない。説明聞いても日本語じゃないように感じてくる。アレも不思議だ。わからなくなりすぎて、頭の中に歌が流れてくるから。
そのうち「もういいや」って思う。
知らなくても生きていけるし、とか言ってグレちゃうモンね。
不得手なことは関心がわかない。
不得手なことはわかんないし、だから面白くない。
でも、↓これを課題図書にして、日本に住む人みんなが読んでくれたらいいと思う。原発問題の根源を的確に、きちと書いてると思います。原発反対派、推進派、中立派、そして原発に関心をもつ機会がなかった人たち、それぞれの気持ちをバランスよく描いているし、取材も徹底してます。
東/野圭吾の「天/空の蜂」
登場人物が原子炉所長と係員、県副知事、県警本部、消防本部特殊災害課長、自衛隊の幕僚長と隊員、政府首脳……とかもう、今現在とスゲー被る。ストーリーはもちろん違うけど。
でも事態の深刻さは、この小説より現実のほうが上……かも。
いまだに現実に起こったことを信じたくないもん。
だけど現実を直視して、志願して、立ち向かってる人たちがいるんだよね。
3月16日13時時点での話です。
(推測も混じるため、事実と異なる点がありましたらすみません)
意見と言うのは、その発言者が反対派に立っているのか、推進派にあるのかによってかなり違います。マスコミの報道の仕方も偏りがあり、また、理解してないまま報道されている可能性があることを心に留めておきましょう。
ちなみに私は、反対派に近い中立派です。
これは何年も長いこと考えて、情報を集めた上で達した結論です。
工場を動かすのにも電気がたくさんいるわけで、我々は直接電気を使わずとも製品ひとつを手に取るだけで、原発の恩恵を受けているからです。アルミ缶やアルミホイルだっていっぱい電気を使って作られたものです。
「私は節電してるものv」という問題じゃありません。この国に生きている限り、どこかで原発の恩恵を受けているのです。
でも原子力はやっぱり神様の火で、人間が扱いこなすことができるのか疑問なのです。
さて。
放射線の話がたくさん出ています。
放射性物質は空気中に拡散されれば濃度が薄まっていくため、放射線も放射状に飛んでいき次第に力を失っていくため、原発から距離を置けば置くだけ安全になります。これは懐中電灯の明かりにたとえられ、光源から離れるほど明かりが弱くなるのと似ています。
今のところ核燃料がはいっている圧力容器という釜は損傷していません。ですからウラン235そのものが吹き飛んでるのではありません。線量があがっているのは、二次的にできた放射性物資(冷却のために入れられた水など)が大気中に放出されているからで、それらは次第に希釈されます。線量自体は大丈夫な量です。現在のところ、風向きによって右往左往する必要はありません。
一方で、もっとも懸念しなければならないことは、なんと言っても核燃料の冷却がアンコントローラブルであることです。
核燃料(ウラン235)は炎を上げてもえるのではなく、核分裂によって熱を放ちます。
放っておいたらどんどん熱が上がるので、使用済み燃料だって延々と冷やし続けないといけません。
核燃料は被覆管という、頑丈な金属の筒に収められていますが、冷やし続けないと熱によってこの筒が溶けてウランが転がり出てしまうのです。(これを炉心溶融、メルトダウンといいます)
ウランはご存知のように、ある一定の量が集まると臨界というのを起こします。
臨界は核分裂がどんどん過激になっていく状態です。
原子爆弾は、投下後にウラン235の塊をぶつけ合わせてこの臨界を急激に引き起こす爆弾です。ヒロシマの原子爆弾で臨界を起こしたウランは20%くらいだったんじゃなかったかと思います。(うろ覚えですみません)原子爆弾はウラン235が原発のものよりはるかに高濃度で、臨界がたいへん急激なため、あのように太陽のような熱量を発します。
原発のウランは、この臨界を穏やかなものにコントロールするために、低濃度ウラン235を筒にいれて小分けにしています。さらに筒同士のあいだに制御棒という仕切りを出し入れできるようになっています。
地震発生直後は、スクラムといって制御棒をすべて突っ込み、ウラン同士を隔離して臨界を停止させることが出来ました。
しかしもし、原子炉を冷却できなくなったら。
筒が核燃料から出る熱によって溶け破れ(メルトダウン)、ウランが転がり出て釜の底に集合してしまう危険があります。ウラン235がある一定量になったら青白い光を放って「臨界」を起こします。
もうこうなったら人間はなすすべがありません。チェルノブイリのように釜ごとウランと汚染物質が吹き飛びます。たいへん恐ろしいことです。
そうならないように、高い放射線量の中、作業員たちは原子炉の冷却作業をしているのです。
給水ポンプを動かすのには沢山の電力が必要です。原発なのにそれが停止しているため、バッテリーをよそから持って来てポンプ車を動かしています。
防護服を着ての作業です。とても大変です。その上、放射線暴露に制限があるため、入れる人数も少なく、入っていける範囲も限られていて、作業時間が10分とか、そんな無茶な条件でやってるんじゃないかと思います。現場の状況把握も満足にできないのが現状だと思います。
ほんとうに大変で、勇気のいる仕事です。
危険を顧みず実際に作業しているのは、名も無き人たちなのです。
核燃料が収められている圧力容器はそうカンタンに割れないです。
この作業での問題は、この火災や余震で配管や、原子炉のさまざまな部品が壊れてしまい、穴があいてしまい、またポンプが動かなくなってしまい、容器内に冷却水がたまらなくなることです。
これは、ここ一週間とかの問題じゃなくて、これから何年間、いや何十年間も冷却し続ける必要があるのです。
しかも一基でなくて、三基も。(4号機は停止中だったとはいえ、理屈の上で言ったら1~3号機と同じ状況です。)
途方にくれます。
そしてこの後、無事に火災が鎮火したからといって、水位が安定したからといって、そのあとどうやって核燃料を…いや、あの原子炉を安全に保管するのか……ほんとにどうするんだろ…。
はっきりいって5,6号機も大丈夫なのか心配です。
津波で配管の損傷とか受けていないのか…。
地震も続いているし。
どうかひとつずつでもよいので、事態が良い方へ向かいますように。