手相に「ユーモア線」というのがあるのを知って、手当たり次第の人に「左手見せて!」と言って回ってます。
これは自慢ですが、私のユーモア線は魚の骨のごとくびっしり生えてます。
しかし、
『天然の線』というのもびっしりある私は、ユーモア線と天然線とが縺れ合ってしまい、相殺?相乗?みたいな感じになって訳がわからなくなってしまい、残念な結果になってしまっております。
いまいち狙ったところで人を笑わすことが出来ません。
一方で意図せぬところで私を見た人が笑っています。
それはさておき、
去年ハマった、「ツレう/つ」が再放送になっててとても嬉しい。
拍手、ありがとうございます!
なにか一つでも楽しんでいただけたらなら、なぐもは嬉しいです。
つれうつ
→http://www.nhk.or.jp/kindora/tsure/
ノリカさんと、タイゾーさんのキャスティングが大成功!
この両者のテイストは絶品!
(タイゾーさん!これ以上好きになったら困ります!)
んで、所々に出てくるマトリョーシカをはじめとする可愛い小道具の数々とかイグちゃんが、重く辛い物語に安堵感を与えてくれるのが素晴らしい。
さらにラストに流れる妙子さんの「Te/ma Purissima」が物語全体をパステルカラーに包んでくれる。見終わってエンドロールが流れると、自分の中の色んな感情が調和されていく感じがしてたまらない。(本当に素晴らしい曲)
うつはとても身近な病気。
けれど検査で測る事はできない、目に見える傷ではない、辛い、難しい病気。
良くなったのか、悪くなってるのか、判断するのは難しい時がある。
軽快に近いほど危険で、不安定なときは突発的に思える行動をするので、一緒に暮らしている家族の当惑たるや相当なものだと思う。
だけどそれを前向きに受容して、しっかり現実を見て、だけど希望を持って、できることからみんなでしていこう、という姿勢を心を込めて丁寧に描いているドラマだと思います。
傷ついてる人を前にして、この人に自分はこれまでどのくらい助けてもらって来たのだろうと涙するところとか、病気や環境の変化を恨むのではなく、『その人を愛する』ということ自体を見つめなおしていくノリカさんの心情描写は感動的です。
あとを引く、とにかく素敵なドラマ。
見終わったら『もっと優しくならなきゃな、人を大事にしないとな』って思います。
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